創る人と捨てる人2007年10月09日 14:59

こんなにくっきりと対照的なニュースが同じ週に流れるとは面白い。

『東レ、炭素繊維で自動車部品量産化を発表』(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20071009AT1D0900E09102007.html

『アルコア、自動車部品事業を売却・アルミ生産に資源集中』(日経)
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20071005D2M0501005.html

イケイケどんどんの日本の素材企業と
手堅く守る米のそれ。

どちらも教科書で見かけそうな戦略。
でも、きちんと意思決定して実行に入るのはやっぱり偉い。


ただ、
ホントに数十倍という鉄とのコスト差のハンディを乗り越えられるんだろか?
(炭素繊維)

どれだけの勝算があって、差異化が難しい上に新興国企業が台頭する
アルミの地金生産に特化するのだろう?
株主の短期金融資本が新興国企業に売りやすくしたいだけでないかい?

とか、いろいろ考えちゃう。

今後継続的にウォッチしていきませう。


ホントに炭素繊維がきたら、車の軽量化素材としてのアルミは
中途半端な存在になっちゃうねぇ。
ま、部分によって使い分けもするんでしょうが。

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