事変とか、サカナとか、桑田とか、サッチモとか、2011年10月09日 23:50

最近買ったCDの感想を。我ながらバラバラですなぁ。


『大発見』東京事変

相変わらずかっこいい。でも相変わらずなので、知り合った当初のドキドキがない。
好きなんだけど、どこか物足りん。付き合うってむつかしいね。



『DocumentaLy』 サカナクション

前作『kikUUiki』で知り合ったばかりなので、こちらにはドキドキしまくりちよこ。

鬱屈した疾走感と淀んだ浮遊感。
夜の首都高、失礼、国道を大ボリュームで駆け抜けると素晴らしい。

打ち込みかと思ったら5人編成だったり、
偏屈になったスピッツみたいなギター&ボーカルとか、
ギークな空気まとったベースとキーボードの姐さん方とか、いろいろ素敵。

唖然とするほどいらねぇ初回限定“豪華”ブックレットつけてきやがったのも
許してしまうほど。

エレクトロ好きな人は是非聞いてみて下さい。



『明日へのマーチ、他』桑田佳祐

震災応援ソングなのに、とってつけたようなこっぱずかしさがなく
普通にいい曲なのは流石だと思う。
今度被災地に行くので、機会があったら当地で歌おう。

「AKBの姉ちゃんとおっぴろげのげぇ~♪」はどうかと思うが。



『ハロー・サッチモ! ミレニアム・ベスト』 ルイ・アームストロング

子供の寝かしつけに「What a wonderful world」を唄おうと買ったもの。

さすがにいい曲がたくさんある。中でも「Cabaret」にぐっと来た。
ブロードウェーで観たミュージカルのCabaretも良かったなぁ。
あれは9.11の前の週だったから、もう10年も前なんだなぁ。 期せずして追懐。


色気を出してアマゾンリンク貼ってみた。
視聴があるから、聞いてみて気に入ったら買ってみて。

円高・モジュール化なんのその2011年09月11日 01:05

↑JPY実質実効レート
(日銀のサイトでデータを引いてみた)


久しぶりに勇気づけられる記事を見た。

富士通とソニー、国産パソコン輸出拡大 日中コスト差縮小で(日経)
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E3E2E297988DE2EAE2EBE0E2E3E39F9FEAE2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000

Q) 富士通、ソニーがパソコン輸出を拡大する。富士通は生産ライン
に複数の作業をこなせる多機能型ロボットを導入し、2013年度に
11年度の3倍強にあたる220万台を輸出する。ソニーはパソコンの
設計から生産までを長野に集約して「日本製」の旗艦機種をアジア
などに輸出する。国内工場の生産革新と中国の人件費高騰で日中
のコスト差は縮まりつつあり、各社は高品質の「日本製」で新興国
市場を開拓する。(UQ


シンガポール人とのやり取りの実体験。

シ曰く「(筆者のPCを見て)日本人はやっぱりMade in Japanか。」

筆「??君もVAIO使ってんじゃん???」

シ「VAIOはMade in Taiwanの安モノだ。」「FujistuのLaptopはみんな
 日本で作ってるからモノがいいんだろ?」


恥ずかしながら富士通のノートPCが国内製造だなんて、

このとき言われて初めて知ったし、

そのときはモノがいいかまで判断つかなかったのだけど、

幾多の試練を乗り越えて、今もそのFujistuこのブログを書いて

いるところからして、やっぱモノがいいんでしょうな。


パソコンですよ。

コモディティ化して、モジュール化して、水平分業が進んで、

円も人件費も高い日本で、スマイリーに付加価値の無い組立てを

するなんちゃあ、

きゃりーぱみゅぱみゅだって無しだぜ、的な扱いだったパソコンが

輸出3倍強!!ですよ。



「輸出」と言ったら二言目には「円高」が来る今日この頃ですが、

おかげでウチも国際市況系の原材料が安く買えているし、

今の水準なら実はなんとかなっちゃうんではなかろうか、日本企業。


普段は自身の発言の重さをきちんとわきまえて
(どっかのアホ大臣と違って)

慎重な物言いに終始している白川日銀総裁が

「(量的緩和不足との批判は)明らかに事実に反している」

なんて、珍しく率直な物言いをしているように、

データを見る限りは、今の円高も世間の騒ぎ程では無いようだし。
(上のチャート参照)



行けるね。自動車産業、国内に残せるよ。

持久戦に持ち込めれば、そのうち中国はクラッシュするだろうしさ。

頑張ろう、にっぽん。頑張れ、俺。

創電しよう。そうしよう。2011年08月15日 23:59

私の仕事をしている製造業には「ムダとり」という習わしがありまして、

生産性向上には、まずムダを取り除くことから始めよと教わります。

「カイゼン」の第一歩ですな。


てことで電力不足への対応も「ムダとり」から始めたらどうかしらん

と調べたら、ズバリあるじゃないですか「Losses」が約5%も!
http://www.iea.org/stats/balancetable.asp?COUNTRY_CODE=JP

これはどうやら送電時の電力損失が大半だそうです。

これを無くせれば節電目標15%の1/3に目途が立つと。


根本的には、送電するから送電ロスが起こるのであって、

これを無くすには、送電しなきゃいい、

つまり電気も地産地消を突き詰めればよいわけです。

スマートグリッドであり、小規模分散発電ですな。


発電方法は多種多様な方式のミックスがいいでしょう。

太陽光・風力はもちろん、マイクロ水力なんかも有望な気がします。

変ったところでは、振動力発電なんてものあります。

またHEVなんて見方によっては、ガソリン発電機+電池ですから、

家庭用燃料電池(=水素発電機)なんかとセットで普及させると

電力ソースの多元化という意味でも有効だと思います。

そう考えると消費一辺倒のEVはやっぱりニッチ路線か??



個々の発電効率が既存の大規模集中型発電に劣るので

本末転倒じゃあないか、というご指摘はあろうかと思います。


確かに。現状ではその通りでしょう。


ただし地産地消多様発電モデルは、相対的に参入障壁の低い市場を

形成しやすいでしょうから、中長期的には、上手くビジネスを誘引

することで競争を通じたスピーディーな技術進歩を望むことが

できるはずです。


そちら側から眺めてみると、大規模集中型発電モデルというのは

利権誘導型の“国土の均衡ある発展”とあまりに良くできた

組み合わせであり
(昔の日本人は構想力に長けていたもんだ。)

それであるがゆえに時代が変化しても変われず、

その権化のような原子力に行きついてしまったのでしょうね。


絶対安全だけど”念のため”人も仕事もない田舎で発電しましょう。

消費地まで遠いから“送電ロスを減らすため”高電圧で送りましょう。

高電圧は危ないから”安全のため”施設・設備には金をかけましょう。

もちろんメンテナンスも手厚くやらないとね。。。

みたいな。



だいぶ話がそれました。

製造業の習わしに戻ると、「ムダとり」は、極めると創造的作業になる

そうなのですが、我々凡人はどうも“後ろ向き感”を払しょくできず

あんまりやっていると会社が暗くなってくるきらいがあります。


節電も同じなんじゃないかと思うのです。

今年はまだ「頑張ろうニッポン!」で乗り切れるかもしれませんが、

来年も、再来年も、なんてもうウザったさしか残らない。


「がまん」とか「清貧」とか、高尚で結構なのですが、

盛り上がらんのです。


だったら「創電」を考える。

どうせたくさん使いたいんだから、巧く創ることに知恵を絞る。

巧く創れるようになったら、

恩着せがましく新興国に売ってあげて、左うちわ。

これがいいと思いませんか?

信成ぃぃ2011年05月04日 01:06

尾張の小うつけがまたやってくれたやらぁ。

織田、好機逃し「何とも言えない」/フィギュア (SANSPO.COM)
http://www.sanspo.com/sports/news/110428/spm1104282340018-n1.htm

またもルール違反。

フィギュアスケートでここまでオツムの弱さを晒す選手もなかなかおらんに。

たわけが。

私、時々顔が似てると言われるき

正直、イラッとする。


イラッとすると言えば、ガチンスキー。

ミニ・プルシェンコにも程がある。若いんだからもっと自由に滑りなさい。

でもまぁ名前が面白いから許してあげる。



高橋ドンマイ。小塚・安藤よくやった。ハラショー!

マオ・カナはソチだけ見てればよろし。


ミキティーは良い花道ではなかろうか。

今季これだけ勝ちまくっても
(GPファイナル以外、出場5大会全て優勝!)

マスコミはマオマオの一つ覚えで、なんだか可哀そうだったし。

どんどん泉ピン子顔になっていくのを見るのも切ないし。



全体的にはJAPANの層の厚さが際立った世界選手権でしたね。

こんなに強いとまたルール変えられちゃうかもねぇ。

ニートよ! 今こそその力を見せてやれ!!2011年03月14日 01:25


まずは東北地方太平洋沖地震にて被災された方へのお見舞いと

ご不幸に見舞われた方のご冥福をお祈りします。



その上で。


全国63万のニート諸君!!

ついに君たちに飛躍の機会が巡ってきた。

余震が収まり次第、ありったけの食料と小遣い携え、

東北地方太平洋沖地震の被災地へ、復興支援に向かいたまえ。


そこには若い君たちを必要としている人々がいる。

君たちの活動に感謝してくれる人々がいる。

そして君たちは働く喜びを得ることができる。


絶対に行くべきだ。

そして彼の地の人々が一日も早く、少しでも被災前に近い暮らしを

取り戻すために力を貸そうではないか。

そして君たち自身も、社会に復帰しようではないか。



ふざけていると思われるかもしれないが、自分は本気だ。


大半の人は聞き流したであろう菅首相の

13日の会見の締めのレトリックに自分は結構共感を持っている。

曰く、

“わたしたち日本人は、過去においても、厳しい状況を乗り越えて、

今日の平和で反映した社会をつくり上げてまいりました。今回の

この大地震と津波に対しても、私は必ずや、国民の皆さんが

力を合わせることで、この危機を乗り越えていくことができる、

このように確信を致しております。”


そうなのだ。

関東大震災からだって、太平洋戦争からだって、

阪神・淡路からだって、いつだって日本人は瓦礫の山から

よみがえってきたのだ。みんなで力を合わせて。


今回のことは確かに悲劇だけれども、

悲劇を悲劇だけで終わらせるのが一番の悲劇だ。



繰り返し流される津波の映像を見て、

「不謹慎だけど、これでまた車が少し売れるかもね。」

と言った人がいた。

不謹慎かもしれないが、復興需要は経済を回す。

また経済が回れば、復興のペースも早めることができる。


日本の経済活動は、その大半が沿岸地域で行われている。

津波の猛威が既存の想定を上回る様を見せつけられた以上、

今回は直接被災しなかった地域においても、

津波への対策需要が発生し、投資が必要になる。



悲観に移ろい、眠っていた日本の国内経済を叩き起こそう。

今回の悲劇を、日本が失われた20年から脱却した契機としよう。


全国63万のニート諸君。

東北地方太平洋沖地震の被災地へ、復興支援に向かいたまえ。

そして再び輝く日本の中核を担いたまえ。