派遣切りについてのとある会話2008年12月29日 01:53

「例によってマスコミがうるさいね。」

「ハケンさんを殺すな!!てな調子だね。」

「ハケンさん生かそうとして会社が死んぢゃあ、
元も子もないんだけどね。もっとたくさん殺してしまう。」

「でも中にはこんな意見もあるよ」↓

派遣切り批判をあえて批判する(財部誠一:日経BP)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20081212/119407/

「知的で合理的な経営者様の考え方をご紹介くださってるけど、
経営者ったって色々だからね。もっと他にもできることがあるのに、
てっとり早いし、みんなやっているからとりあえずハケン切っとこう、
て輩だっているだろうよ、て思っちゃう。」

「そういうけしからん輩に対するウォッチドッグとしては、
”情緒過多”のバッシングも有用かもね。」

「そもそも、逆張り論調の方がページビュー稼げるだろうってな
マインドセットが透けて見えるようで、それってばあんたが
批判しているオジサン向け夕刊紙の”そのほうが部数が出るから”
ってのと同じじゃん?て感じ。」

「手厳しいね。」

「とは言え、正社員が切れなさすぎるからハケンさんが増えた
ってのは、うなずける。」

「そういう存在意義なのだからハケンさんは切られて当然だと。」

「そこまでは言わないけど、中小レベルの企業だとハケンさんの方が
正社員より一人頭コストが高かったりする現実もあるからね。
そのコストを払ってきたのはこのときのため、と言えなくもないわけ。」

「でもハケン先企業は高く払っても、ハケン会社が上前をハネてた
訳でしょう。」

「もちろん。実際ハケンさんがどれだけもらってるのかは、ハケン会社
とハケンさんの間の話だから、ハケン先企業は関知しないけどね。」

「ハケンさんは正社員にはなりたくなかったのかな?」

「ハケン先企業としては、よく働いてくれるハケンさんだったら
正社員になってくれるのはむしろウェルカムな場合が多いハズ。
普通の正社員採用で苦戦している企業が多いからね、中小だと。
実際、内々でオファーも出すことも珍しい話ではないよ。
ただし本当に正社員に転換する例はあまり多くなくて、それは大体、
①ハケン会社が嫌がる(カネヅルが減るので)
②ハケンさん本人が拒否する(当面の手取りが下がる、等の理由で)
のどっちかか両方のせい。」

「②の理由でハケンに留まっておいて、イザ切られたら泣き言
のたまうってのは反則だよねぇ。」

「本当に理不尽な切られ方してる人も相当数いるだろうからね。
結局は、一概に誰が悪いとか悪くないとかという単純な話ではない
ということだよ。当たり前か。」

「なんだか暗い話が平凡にまとまっちゃうと本当にいたたまれないね。」

「ほんとだね。なんかやんなっちゃったね。
俺もこんな会社でお気楽に働きたいなぁ。。」

http://jp.youtube.com/watch?v=Wtm8v6MryBk&feature=related

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